他の人が自分の作品や演技・歌や踊りを見るときに、「完成度」というものでみられます。完成度というとふわっとしてて分かりづらいかもしれませんが、実は「言葉にできるプラスの面」だったりします。
言葉にできるということは、他の人に例えば「この人の歌のビブラートがすごい!」と伝えられることにつながります。
逆に「言葉にできるけどマイナスな点」。例えば「この人の踊りのリズム感がない」ということは、今後改善していきやすい。ネット上なんかでもらうキツい指摘も、意味のあるものだったらきっとあなたのためになります。
ダンス・歌・演技など、それぞれ分野にマニュアルがあるかどうかというのが、実はその分野の「強さ」だったりします。お弁当やボールペンなどに対して、歌とかデザインなどの形のないものを売るには、その完成度によって支払われるお金も変わってくるからです。
では「言葉にできないプラスの面」とは。つまり「なんとなくいい」「よく分からないけどすごそう」という感情。
これはその分野の仕事をしている人・大手の人には評価基準になりません。では言葉にできないことは意味がないことでしょうか?
私は同人活動において、言葉にできない評価こそが大切な部分だと思っています。考え方は人によりますが、「完成度」より大切にしています。
例えば踊りが下手でも、何か光るものを持っていそうとか、挑戦しようとする気持ちとか、商売からは遠いかもしれないけど、そういうものを大切にしてあげたいからです。
やがて時代が変わると、それがいつしか「説明できること」に変わっていることも沢山あります。
売れている人だけを追いかけるのではなく、とりあえず好きなように突き詰めてやってみる、あなたという分野を作る気持ちでいることはきっと直接じゃなくても何か将来の為になるはずです。
否定的な方の方が多いことは承知ですが、少なくともここストレートティーでは大切にしたいのが「楽しみたい」という気持ちです。